あなたも自分自身と「イメージ」を使って対話してみよう!

あなたも自分自身と「イメージ」を使って対話してみよう!!

  • 2020年7月23日
  • 2020年7月1日
  • 投資

あなたも自分自身と「イメージ」を使って対話してみよう

前述したように、イメージの視覚化とは、任務を最高の形で遂行するために行うトレーニングである。

しかし、うまくいかなかった場合についてもイメージしておかなければならない。

・ミーティング直前にパソコンが壊れたら?

・提案を、重要な顧客に気に入ってもらえなかったら?あなたはどう反応する?どう対処する?

イメージの視覚化は、大きな試合や重要なプレゼンテーションの準備に使えるだけではない。日常生活でもパフォーマンスの成功のために活用することができる。

たとえば、テーブルで朝食をとりながら、今日これからのことをイメージしてみる。一日を短編映画だとしたら、どう過ごしたいか、同僚と話をするときや、重要なプレゼンのときに、人からどう見られたいかを自問する。五感をすべて使って、イメージのなかに入り込もう。帰宅して子どもや恋人と一緒に健康的な夕食を楽しみ、しっかり休養を取って翌朝すっきり起きられるように早めにベッドに入るところを想像するのだ。

パフォーマンスの種類によっては、長期におよんだり、多くの予測できない事態が絡んだりするために、多くの筋書きを準備しなければならないこともある。ノルディックスキークラシカル五〇キロのレースでは、あらゆる筋書きをイメージし、対策を立てておくことが必須だ。長距離スキーのレースは、脚本家のいない物語のようなものだ。誰も知らないストーリーが、大小の偶然の重なりによって展開していく。

だから、あらゆる状況を想定し、準備をした者だけが、トップに立てる。軍隊はこのスキルを磨くのが得意だ。常に「もしもの事態」を想定するからだ。パート1でも述べたとおり、最悪のシナリオを考えておくことも必要だが、その際も実際の場面を視覚化しておくこと。準備の際に二〇%の時間をそれに割くようにする。数週間前から、週に三、四回、三〇分程度が望ましい。

長距離スキーの場合、最悪のシナリオのひとつは、スタート直後にスキーのポールが折れることだ。どんな感触?そのときどうする?慌てて筋違いな動作をするか、冷静さを保てるか?予備のポールを借りに行ってくれる人を探すか、助けを呼ぶか?急いで遅れを取り戻しにかかるか、段階的に速度を上げるか?

どんな状況においても、以前に一度想像し、心の目で見た光景であることが重要なのだ。先頭集団に入ろうとするか、大集団にとどまるか、グループの先頭に立ちペースを作るか、下がって様子をうかがうか。

五キロ、一〇キロ、二〇キロ、三〇キロを走った後の気分は?五〇キロを通過したあとは?