レバレッジ型とインバース型はなぜ長期投資に向かないのか?

レバレッジ型とインバース型はなぜ長期投資に向かないのか?

  • 2020年7月29日
  • 2020年7月1日
  • 投資

レバレッジ型とインバース型はなぜ長期投資に向かないのか?

レバレッジ型およびインバース型ETFが長期保有に向かない理由はなんでしょうか。いくつかありますが、まず手数料が高いことが挙げられます。だいたい年間0.6%程度、あるいはそれ以上ですから、通常のTOPIXや日経連動型ETFと比べると0.5%も高いことになります。

また、ほとんどの場合分配金が支払われません。通常の株を保有しているETFでは、その保有株式から得られる配当金を原資として分配金が支払われ、それをさらに再投資することでトータルリターンの成長を見込むことができます。

ところが今見たように、先物を保有しているだけでは配当が支払われないので、長期保有にはあまり向かないのです。アメリカのETFですと、保有している現金をマネーマーケットと呼ばれる短期金融市場に投資することで金利を稼いだり、スワップやその他のETFを保有したりすることで分配金を出すものもありますが、いずれにせよ単純に株式を保有している通常の1倍型ETFに比べて分配金は少なくなります。

また、以降詳しく説明しますが、レバレッジ型ETFもインバース型ETFも、対象資産が上昇下降を繰り返しながら推移するとき、ETFのパフォーマンスが劣化していくという性質があります。反対に、対象資産が単調に上昇したり単調に下落する場合は複利効果によりパフォーマンスの良化が見込めるのですが、いずれにせよこうしたこうしたETFはトレンドの予測に自信がある場合に短期的にのみ手を出すべきで、個人投資家の長期保有にはおすすめできません。